こんにちは。
皆さんは、地震等の災害への備えはどの様に行っていますか?
2011年に発生した「東日本大震災」は現在も多くの方々の記憶に残っている大災害と感じますが、2025年で14年が過ぎました。
また、私自身は「阪神・淡路大震災」も当時のニュースで見た映像から深く記憶に残っています。(数時間前の夜まで大阪に滞在していました)
2011年以降も大きな地震は度々発生し、一番記憶に新しい大きな地震と言えば元旦に発生した「能登半島地震」であります。
各地で災害が発生した直後は誰もが「防災への意識を高く持つ」と思いますが、普段の生活の中で平穏な日常が続いていると多くの方は「徐々に防災への意識が低くなって来てしまう」これが事実だと思います。
しかし、これは自然な行動とも感じてしまいます。
逆に災害の事ばかり想像したり、災害への備えばかり考えてしまうと気持ちに窮屈感が出来てしまうかも知れませんね。
現代は楽しい事が沢山有りますから「日々沢山の楽しい事に目を向けて過ごす」方が人生にとってきっと良い効果が有ると感じます。
防災意識を高める事自体は良い事ですし、その事を良く考え常に頭の中に置く事はマイナスでは無くプラスな事ですから、自分自身で調整し「時々考えてみる」「思い出してみる」などが良いのではないでしょうか?
この辺りは「バランス」の問題ですし、そのバランスの割合も人それぞれ違ってくると思います。
しかし、「防災意識ゼロ」になってしまう事はやはり良くないと考えます。 きっと災害発生時には困る状況になるのも事実ですからね〜。
東日本大震災を経験した2人
私達夫婦は2011年に発生した「東日本大震災」の当時まだ出会っていない状況ですが、それぞれが宮城県内に居た事で2人とも大地震の経験者でもあります。
お互い当時の苦労の記憶は今でもハッキリ残っている事から、普段からも「今後の地震」についての話をする機会も多いです。
大地震発生時の「食料問題」や「トイレ問題」なども含めてどの様に行動するかと話しています。
また、我が家では普段から「マイカーへのガソリン補給をメモリ半分に近付いたら行おうね」と良く話してもいます。
そう言った状況の中で、最近新たに災害発生時への備えとして新たな品を購入してみました。
私自身がとても興味のある分野の品で妻に相談してみたところ、直ぐに購入OKの回答を貰え大変感謝であります。(妻自身は苦手な分野ですが直ぐに理解してくれました)
今回の記事はその購入した品を中心取り上げ、我が家の防災への取り組みの一つをご紹介したいと思います。
今回購入した品は「ポータブル電源」となります。
2021年にも1台の「ポータブル電源」を地震等の停電対応にと購入していましたが、2台目として最近新たに購入した状況であります。
皆さんも現代の生活において「電気」は欠かせない存在と感じていると思います。
その「欠かせない電気」は、2011年の地震発生時、3日〜4日間停電していたと記憶しています。
しかし私は電気に関して全くと言って良い程に困っていなかった事で、停電の記憶も曖昧になっているのが事実であります。
なぜ?私が電気に困らなかったのかとお話すると、その数年前から「独立電源システム」に興味を持っており、アパート1階の庭部分でソーラー発電を行っていたからであります。
「独立電源」でありますから、東北電力の家庭用コンセントとは全く別の電源となっていました。
停電中の世界
「東日本大震災」当時、私は会社勤務中である時間帯(午後2時46分)に地震が発生し、皆さん通常の退勤時刻前に帰宅する流れとなりました。
宮城県全域が停電となり全ての信号は停止状態の中、片道25kmの距離をマイカーを運転して帰宅となりました。
職場を出たのは16時半頃だったと記憶しています。
暦は3月なのでまだ日が傾き始めた位の明るさがあましたが、信号の消えた交差点はお互い譲り合いながらの超スロー走行で大渋滞が続きます。
日はどんどん落ちて行き、暗くなると交差点の譲り合いは更に難関へと変わっていきました。
普段1時間弱で帰宅出来る道のりを5時間半程掛かって無事に自宅へ到着。
勿論辺りは真っ暗の中、車に積んでいた懐中電灯で照らしながらアパートの扉を開けました。
そのまま部屋の中も照らすと暗闇の中に倒れた家具と散らばった品々が見え、ガラスなどの破片も有ると予想し靴のまま中へ入り、最初に「独立電源システム」のスイッチをつけてみました。
普段から繋げていた使用していた蛍光灯の光によって部屋全体を見渡す事が出来、地震後の状況に驚きました。
このままでは居場所が無いと直ぐに判断し、最初に散らばった品々を簡単に片付けるとの行動に移す事が出来たのです。
この時に電気による「灯り」の有難さを大きく感じる事が出来ました。
ポータブル電源
当時は「鉛蓄電池」を使ったシステムでしたが、ここ最近はリチウムイオンを使用した「大容量の蓄電・小型化」などの高性能なポータブル電源が多数販売されている状況であります。
当時使っていた「独立電源」は震災からの数年後に処分してシンプルに東北電力からの電気によって生活してきましたが、「蓄電システムが停電時に大きく役立つ存在」との記憶はそのまま持ち続けて来ました。
我が家が2021年に購入したポータブル電源は540Whクラスの品であります。

120Wのソーラーパネルもセットで購入。

こちらの品で停電発生時にLED電球や扇風機などを使用する為に購入した為、幸いにも2025年10月現在まで大きな災害や停電は起こらなかった事で出番は無い状況が続いています。
それでも定期的に確認し充電を行いながら動作確認も行ってきました。

540Whのポータブル電源は、以前私が使用していてた「独立電源システム」よりも蓄電容量は少ないタイプ(半分くらい)となりますが、当時のシステムの大きさよりもかなり小型で便利な品です。
当時の電源システムは、ベランダBOX(灯油18Lタンク2個入る大きさ)を使って作り部屋に置いていましたし、重さも30キロ以上でした。
この540Whのポータブル電源1つである程度は停電対策になると感じていましたし、数万円で購入していた事から買い足しはなるべく考えない形で来ました。
もちろん蓄電容量が大きければ大きい程、沢山の電気を使用する事が出来るのですから停電時にはより効果が大きくなる訳です。ですから容量の大きいタイプへの「買い増し」や「買い替え」も良いとは感じていました。
この判断はポータブル電源の使用目的によっても考え方が変わります。
キャンプや夜釣などでポータブル電源を使用している方も多く、その様な用途で使用する場合は自宅や移動中の車、若しくはソーラーパネルから充電し蓄電したポータブル電源の電気を多いに活用しているので、きっとポータブル電源の購入費用を「減価償却」しているとも考えられます。
その一方、我が家の様に「災害発生時の停電対策」として購入した場合、使用する機会が少ないので、購入費用分が活用されていない面もあり(実際は安心を買えているのですが)、新たに金銭投資して更新として「新たなポータブル電源購入」との考えが生まれにくくなってしまうものです。
新たなポータブル電源購入の判断
私自身、ソーラー発電や蓄電分野はとても興味の有る分野ですので、時々情報集めをしていました。
しかしここ数年は、他に興味の有る物も多い事から「ポータブル電源」に関しては殆ど調べて来ませんでした。
先日、YouTube動画にて「ポータブル電源」の事を検索してみると、ある注目されている「ポータブル電源」の内容が目に入ってきました。
キャンプ好きな方やポータブル電源好きの方が紹介していた動画が参考となったのですが、2025年時点で「DABBSSON(ダブソン)」の半個体リン酸鉄リチウムイオン電池を使用したポータブル電源が絶賛されていたのです。
私も一番に気になったポイントは、「半個体リン酸鉄リチウムイオン電池」の安全性についてでありました!
最近のポータブル電源は「リン酸鉄リチウムイオン電池」の品が主流となっていますが、「半個体リン酸鉄リチウムイオン電池」を使用したタイプは少ない様です。
また私が2021年に購入したポータブル電源は「三元系リチウムイオン電池」のタイプでありました。
最近はニュースでも度々取り上げられている「モバイルバッテリー」の火災事故。
どうやら「三元系リチウムイオン電池」の熱暴走が火災の原因の1つになっているとの事ですね。
私が見た「YouTube動画」では数名の方がダブソン公式にアップされていたリチウムイオン電池に関する実験模様の動画を引用され危険度の違いを紹介されていました。
この動画はとても分かり易く私も心が動かされた内容でしたので、私も画像として引用させて頂きます。
三元系リチウムイオン電池
電池に釘の様な物を刺し貫通するとショートして爆発します。




リン酸鉄リチウムイオン電池
リン酸鉄リチウムイオン電池に釘をさして貫通すると液漏れ発生し100℃を超えるまで温度が上昇しています。


半個体リン酸鉄リチウムイオン電池
半個体リン酸鉄リチウムイオン電池へ釘を刺して貫通すると、20秒過ぎても温度上昇はなく24℃辺りを維持しているのです。



私はこの映像を見た事もありYouTube動画にて紹介されていたダブソンの「半個体リン酸鉄リチウムイオン電池」を使用したポータブル電源にとても関心を持ってしまったのです。
そこで早速妻に相談をしてみました。
DABBSSON 2000L
嬉しい事に理解ある妻が新規購入に対して「OK」してくれた事で早速購入の流れとなりました。
我が家で購入した品がこちら「DABBSSON 2000L」となります。

時々セール価格にて販売されている様子で価格は89,000円。
上記の画像にても紹介している「半個体リン酸鉄リチウムイオン電池の高い安全性」と言った最大の魅力が有り、他の有名メーカーが提供しているの2000Wクラスと比較して価格がリーズナブル。そして同クラスの商品よりも重量が低めで20kgを切っているのです。
一般的に「価格が低いから」で判断する事は良くない面が多いと思いますが、こちらの「DABBSSON 」は、他の有名ポータブル電源メーカーの「Jackery」「ANKER」「Eco Flow」「BLUETTI」とも同じく日本法人も有る「信頼性の高いメーカー」と判断します。
この辺りはそれぞれの方の好みにてどのメーカーの品を購入するかの判断が別れるのでしょうね。
注文して2日で到着、嬉しい気持ちで早速開封です!




2021年に購入した品と並べてみました。

家庭用AC100Vへ本体を繋ぎ100%まで充電した後、定位置へと設置してみました。


今回のポータブル電源2000Lの購入にあたって個人的に感じる魅力的な機能は「パススルー機能」であります。
最近のポータブル電源では当たり前の機能ですが、我が家が2021年に購入した品には付いていない機能となっていました。
「パススルー機能」とは充電しながら家電を使用出来る機能の事であります。その為家庭用コンセントに刺したままに出来るのです。
実際は電池内が100%に充電されている為、繋いだ家電機器は電池内の電気を使用するのではなく「パススルー」との言葉の通りに家庭用コンセントからそのまま電気が家電製品へと流れていくのです。
ですから普段と同じ方法で家電を使用をしていれば良いのです。(コンセントを繋ぎ直す等の行動不要)
家庭用コンセントに繋いだままとなると少し心配な気もしますが、BMS電池管理システムにより過充電を抑えたり、電池内の温度を管理してもいます。 時々ファンが回り冷却も行っています。
一方、2021年購入の品はそこまで高性能ではないので、100%に充電された所でで毎回コンセントから抜くように心掛けてきました。
アプリでの管理
最近はどのメーカーもスマホのアプリで管理出来る機能が付いていて、とても便利と感じます。
勿論ダブソンにもアプリが存在し、スマホの画面を見て操作が出来るのはとても便利で、画面を見ていて楽しくも感じます。

家庭用コンセントからの入力電力量を調整する事も可能。最大で1500Wまで行けます。


我が家では、無停電電源装置(UPS)の様な役目として購入しましたので、普段は100Wに設定しています。
普段の使い方と購入した最大の目的
先程、パススルー機能があるので「普段から家電製品を繋いで使用も可能」とお伝えしましたが、とりあえず「何でも繋ぐ」の様な事はあまり良くないとも感じます。
我が家では「災害発生時の停電を想定」で考え、停電時にも「普段と変わらない行動が取れる」を目的に考えています。
普段から繋いでいる電気機器の一つがこちら「リンゴ型LEDランプ」です。

無停電電源装置(UPS)と言うと、本来重要な家電製品(データを管理しているなど)で絶対に電源が途切れてはいけない物を繋げているのが一般的と思います。
ダブソンではUPSでは無くEPSと呼んでいて、停電時に蓄電池の電源に自動で切り替わるまでに0.15秒掛かると説明され0秒UPS機能を必要とするデバイスには使用しないで下さいと書かれてもいます。
我が家では普段の夕食時に使用しているLED電球を繋げ(消費電力3W程度)て、もしもの停電時にも普段と同じ様に灯りが確保出来る事を目的としました。
他にもこちらのLEDランプも点灯させる事で考えています。(地震で倒れる可能性ありですが・・・)


ソーラーパネルも活用
今回はポータブル電源のみを購入しましたが、本来災害発生時も想定するのであれば「ソーラーパネル」も有ると良いと考えます。
ソーラーパネルを購入しなかった理由としては一つは予算から考えた事でありますが、2021年に購入したソーラーパネルが残っている事も理由として挙げられます。

あれば役に立つけれど、実際にどの位使用するか?との「費用対効果」の話でもあります。
最初の方にお伝えした「東日本大震災では3日〜4日停電が続いた」との面から考えると、やはり昼間にソーラーにて充電出来た方が良いと想像は出来ますね。
ダブソンでも120W〜420Wの3種類のソーラーパネルを販売していますので、ソーラー充電との組み合わせも例をポータブル電源購入前にHPにて確認していました。
そこで私が既に所有していたソーラーパネルとは接続コネクターの形状が違っている事も確認出来、流用も出来ないと思い込んでいた事で、いずれ予算に余裕が出来たら純正パネル購入も検討してみたいとの考えにしました。
そんな中、楽天市場などの販売サイトを見ているとDC5525からXT60への変換コネクターが存在している事に気付きました。
そこで早速変換コネクターを購入を検討、8A程度まで対応のコネクターとなっていましたがパネル自体の最大発電力が6A程度、実際はそこまで能力を引き出せないのも想像が付いたので購入しました。
以前購入したソーラーパネルを繋いでみてソーラー発電の入力の確認も出来た事で一安心。
そのままソーラーパネルを窓内側とカーテンの隙間に設置してみたのです。

本来、この条件ではソーラー発電の意味が殆ど無い事は自分でも理解出来ています。
それはメインの目的が「ソーラー発電の電気を使って電気代を節約したい」では無いからです。
もしも停電が起こった際にソーラー発電が必要になった時「直ぐにベランダへ設置し直せる状況を作る」それが一番の目的であります。
例えば、私が帰宅出来ない状況となった場合でも「妻が1人で簡単に設置出来る」この形が重要もと考えます。(ソーラーパネル探したり配線の接続に戸惑う状況は避けたいですから)
別の観点としては普段から家庭用コンセントに繋いだポータブル電源は常に満充電に近い状態ですから、AC100Vから蓄電池への充電もBMSが判断して大抵遮断されています。(多少放電した分を時々補充していますが)
そう考えればソーラーからの発電も同様であり普段の発電が少なくても良い訳です。
下のアプリ画面は蓄電量98%の際にAC100Vとソーラー発電の両方から供給して、空気清浄機を「強」の力で稼働させてみた時の内容となります。(試しに接続して稼働です)

真冬に停電発生での寒さ対策として
今回、ポータブル電源を新たに購入する事を決めた一番の理由は、この「寒さ対策」であります。
「半固体リン酸鉄リチウムイオン電池」の安全性の高さは勿論「購入の決め手」でありましたが、ある意味そこよりも「寒さ対策をどの様に行うか?」が一番重要でもあったのです。
地震などの大災害はいつ起こるのか分からないのが正直な所です。
「真夏」に災害が起こってもヒドイ事ですが、我が家としては「真冬」に災害が起こってしまう方に問題意識を向けて考えてみました。
それは「妻は寒い事がとても苦手」との面があり、そこを一番に心配しての判断としました。
(一方、私は寒さはそれ程問題なしのタイプ。冬場にもバイクで出掛ける人間です)
石油ストーブが有れば解決しそうですが、我が家は何年も使用していませんのでその為に保管するのも無駄があると判断しています。(マンションは使用禁止でもあります)
そこで効果が大きそうな品が「電気毛布」です。
早速、楽天市場にて暖かそうな電気毛布を購入。



以前から使用していた小柄な「電気式ひざ掛け」との組み合わせも良さそう。

LED電灯や電気毛布と言った重要アイテムを全て同時に使用して100W程度です。
ダブソンのページに家電製品の目安となる情報が掲載されていましたので、こちらも引用させていただきます。

我が家での使用電力を150Wで計算してみると1048Whのダブソン2000Lでの使用可能時間は下記の様に出てきました。

まとめ
長めの記事となりましたが、我が家の「防災への考え」を一つご紹介させて頂きました。
大災害とは人間の想像を「遥かに超えてくるもの」とも感じていますが、先に出来る事を一つでも進めるのも大事だと感じます。
今回は電気に付いての記事でまとめていますが、食料なども「ローリングストック」で管理してもいます。
大災害が起こらない事を願いたい気持ちも勿論あります。
私達夫婦としては、普段も楽しい事を沢山考えて楽しい事の予定も沢山考えながら、大地震発生についても時々真剣に考える様にしています。
今回の記事がどなたかの参考になれたら嬉しいと思います。
基本は「日々楽しい事を考えて楽しむ」が大切ですから、皆さんも貴重な時間を大いに楽しんで欲しいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。





